4プレ(大行沢) 報告書

 

1年 飯田

 

 

 

 

 

 

 

 メンバー:星、北村、廣川、飯田、石川、高橋、中村、原田、柳田

 

 

 

 

 

 

 

今回、人生で初めての沢として二口山塊の大行沢に行った。今年は酷暑で沢の水は気持ちがいいのだろうと思い、前より楽しみにしていたが、当日は逆走台風の影響であいにくの雨模様であった。前日より部室を出発して駐車場で前泊した。当日の朝は雨が降っていなかったのでそのまま沢に向かった。

 

 

 

初めて沢靴を装着して、川の中を歩いた。天気の関係もありいっそう沢の水が冷たく感じた。F1に行く途中にて、川の中で足がつかないほど深い場所があり驚いた。落ちないように回避して壁沿いに進んでいたが、そこで部員の一人が足を滑らせて落ちてしまった。彼はかなり寒がっていたが、後に私もびしょ濡れで寒い思いをすることになるとは思っていなかった。

 

 

 

F1ではとりつきがかなり難しく崖に上がるだけでかなりの力を使ってしまった。滝を横に見つつ崖を進んでいたが、ここでも部員の一人が滝つぼに落ちてしまった。ただただ寒そうとしか思えなかった。残りの部員は無事に落ちることなく登れて、彼も後から追いついた。そこからは川を遡行して上流へと向かっていった。途中から小雨がぱらつき始め、全身びしょ濡れにみんななっていた。

 

 

 

F220mくらいある大きな滝であった。巻けるルートがあったので数人は巻いて進んだが、筆者を含めた数人は滝を登った。途中、中に入り組んだ洞窟のような場所があり、ザックが引っ掛かり進むのに苦労した。しかし、ここは誰も落ちることなく進むことが出来た。F2の上で休憩したが、そこでF2の上から立ちションをしている部員がおり、落ちないかどうか見ていてハラハラした。

 

 

 

F310mくらいの滝だが滝つぼが無く、落ちたらただでは済まないと思った。ここは先輩方にロープを張ってもらい、ゴボーで登った。部室で確認したはずだがやり方を忘れてしまっていたので、先輩方には申し訳ないと思った。何とか全員登り切ったが部員全員びしょ濡れで、体力もかなり消耗していた。しかし地形図を見た感じまだまだありそうだったので絶望を感じていたことを覚えている。ここから先は正直寒くて死にそうになりながら歩いたのであまり記憶がない。読者には申し訳ない。

 

 

 

F4はあまりすごくなく、するすると登れた。F5は避難小屋の直前の最後の滝でとても大きかった。ここもみんな各自距離をあけつつ登って行った。特に問題なく登り終わり、小屋で休憩とした。この時、台風の接近につき大雨が降っていた。先輩が用事のために先に帰ったが残りの部員は小屋で休んだ後エッセンをした。朝の5時に始まり到着したのが14時過ぎだったのでみんな疲労困憊であった。翌日に大東山に登るつもりだったが大雨のために断念しそのまま帰ってしまったのが残念であった。次はもっと暖かい日に気持ち良く登りたいと思った。