2016年3プレ山行報告

 

日時 7/16(土)~18(月)

メンバー 天野、星、高山、北村、末松

執筆: 北村

 

一日目

 

尾瀬の御池ロッジから東北最高峰の燧ヶ岳を登って、見晴で一泊、2日目は尾瀬沼を一周して再び見晴で一泊、そして最終日は日本百名滝の三条ノ滝・平滑の滝を見るルートから御池に帰る予定だった。

 2プレは体調不良となったメンバーがいたので3プレの後に延期となったため、およそ1ヶ月ぶりの山行である。全員ひさびさの山行でわくわくしていたと思う。

 御池から燧ヶ岳までは天気もよく、道も整備されていて、本当に心地よかった。

 

3時間ほどで山頂の俎嵓(まないたぐら)に到達。ここでお昼のサンドイッチを食べる。風はちょっと強かったが、やはり頂上で食べるサンドイッチは違う。今まで食べたサンドイッチの中で一番うまかった(気がする)。

 昼食後に隣に紫安嵓(しあんぐら)に進む。東北最高峰らしいが、登っている途中で大きな雲の塊が来てしまい、何も見えなくなった。一応タイムより早いペースだったので雲が晴れるまで粘ろうとしたが、結局晴れなかった。

 

東北最高峰、燧ヶ岳の紫安嵓山頂の道標

 

しかし天気が…

 

見晴への道中では、つい先日開通したばかりの見晴新道を通ったが、ここは最悪だった。

道がぬかるんでいてすべりやすくなっていて、何度も滑った。景色も単調で、とてもつまらなかった。地獄のような二時間だった。

 

見晴。小屋もあり、3連休もあって人が多くいた。

 

見晴に到着。時間が結構あったので、休憩タイム。弥四郎清水がドバドバ出てたのでたくさん飲んだ。流石は尾瀬。水がうまい。

 

二日目

 本当なら書きたくないが、ほかの部員が書け書けうるさいので、書くことにする。

 この日、一年生の中で初めてトップを任された。ちょっと責任感を持ちすぎたかもしれない。地図上で見た限り前日より長いルートだったのでちょっと焦っていたかもしれない。

 ともかく私は、スタートからわずか45分のところで濡れた木道の上で滑ってしまったのである。しかも全く予期しない場所での転倒だったので、右手からついてしまったのである。激しい痛みと腫れ、手首が全く動かなかった。その場で他の部員の方々に荷物を分担して持ってもらい、一度見晴に戻った。

 激しい痛みは消えたが、動かせない。非常に申し訳なく、情けなく思ったがエスケープすることになった。また、荷物は全て先輩方や同級生に持ってもらった。また、道中でもすれ違った方々に「大丈夫?」と声を掛けてもらったことは非常にありがたかった。本当に嬉しかった。

 ちょうど真昼頃に無事御池ロッジに到着。反省会を終えた後に痛みが残っていたので近くのやっている病院に行ったところ、やはり骨折していた。全治1か月半から2か月。骨が少しでもずれていたら手術だったらしく、本当に他の部員(特に天野さん)の方々の助けなしでは大変なことになってたと思う。ありがとうございました。また、自分の技術不足からこのようなことになったのも強く感じたので、今後、このような事故がおきないよう、後輩たちにもしっかり基礎から教えてあげたいと強く思った山行であった。