2018年 1プレ(吾妻連峰縦走)報告                                   文責:柳田

 

メンバー: 北村、高山、廣川、石川、柳田、高橋、中村

行程:616日~17日 

浄土平ビジターセンター一切経山家形山ニセ烏帽子山烏帽子山昭元山

東大明月荘

 

 

前日の夜にレンタカーで出発。磐梯吾妻スカイラインを走行中で前方が見えなかった時があり、とても怖かった。なんとか、浄土平ビジターセンターに到着し、すぐ寝袋に入って眠りについた。翌日の朝、携帯のアラーム音で目覚めるとともに体が震えた。とてつもなく寒かったのだ。なかなか寝袋から体を出すことができなかった。各自、震えながらも朝食をとった。北村先輩は、寝ぼけたままチョコチップスティックを食べていた。昨日の運転で疲れ切っていたようだ。 

 

 今回からは、1年生が先頭歩くことになり、私がトップを務めることになった。午前6時前にビジターセンターを出発。登山道の入り口がよく分からず、気の向くままに歩いて行くと、「一切経山ルート通行不可」の看板が目に入った。これで1プレは中止かと思われた。スマホを用いて詳しく検索したところ、今回の行程とは異なるルートが通行不可であることが分かった。一安心して、再出発。しばらくすると木道が見えてきた。木道は非常に歩きやすかった。鎌沼を横目に写真を撮ったり、談笑したりしながら先へ進んだ。

 

 その後、今回の山行の中で最も高い標高を誇る一切経山へ。所々、雪が残っていたが、道は比較的歩きやすかった。一切経山の山頂には「空気大感謝」の碑があり、みんな面白がって写真を撮っていた。山頂で軽い休憩を取っていたが、山頂は霧が立ちこめており、また、とにかく気温が低く、寒かったため、足早に山頂を後にした。しばらく歩くと、霧が一時的に晴れ、目の前に五色沼が姿を現した。いい眺めだった。

 

 家形山からニセ烏帽子山の間の山道で、珍しい植物を発見した。私はこの植物を新種とした。後々、この新種は所々で見かけることになるとはこの時、思いもよらなかった。なお、昨夜の雨で道はドロドロになっており、足場は非常に悪かった。

 

 順調に進み、午後2時前に明月荘に到着。エッセンの準備をし、しばらく休んだり、歩いて5分先にある金明水をくみにいったりした。金明水はなかなかおいしかった。エッセンでは、ハンバーグのスープを食した。エッセン長の中村がテキパキ指示を出してくれたので、スムーズに食事にありつけた。夕食後、ダスを持つ人を決める大富豪をしたら、すぐ寝袋に入り、就寝した。

 

2日目。朝食を済ませ、午前5時前に出発。先頭は石川だった。石川は歩くペースがとにかく速かった。このとき、彼が、驚異的な体力の持ち主である事が判明した。何はともあれ、景色を楽しみながら前日と同じルートを通ってビジターセンターを目指した。なお、昨日とは打って変わって、多くの登山者とすれ違った。天気がとても良かったからだ。霧の切れ目を待たなくても、一切経山から五色沼を眺めることができた。とても綺麗だった。そして我々ワンゲル部一行は、午前1030前にビジターセンターに到着。1プレは無事成功した。